スイス日記~第二十九日目~
この土曜日で、懸案事項にも光明が差し始め、何とか来週には帰国できそうな可能性が高くなってきまちた。んで、その土曜日、本ブログ最頻出人物であるオベリ君と一緒にハイジの生まれ故郷に行ってきまちた!
ハイジの生まれ故郷は、ここバーゼルから車で2時間ほど行ったところにあり、小さな町の山中にありまちた。山中ってか、ふもとだから山麓やな。でもねぇ、正直、ガッカリ?えらく観光地化されちゃってて、村の名前も「Heidihof」。「ホテル・ハイジ」とかっつって、日本のナニメ版とは似ても似つかない絵が壁にペイントされてるホテルがあったり、「ハイジ資料館」とかっつって、中に入ってみたらただの古臭い郷土資料館だったり。看板やら解説やらに日本語が多いところを見ると、日本からの観光客も多いんでしょうな、当たり前だけど。ちなみにオベリ君は、この近くが田舎で、ハイジ村には彼の妹さんが嫁いでるってことで、ちょいとご挨拶にお邪魔したりしまちた。
その妹さん情報で、近くにある複合商業施設みたいなところにある巨大なハイジ時計を見に行きまちた!ボクチン達が到着したのが14:50頃だったんだけど、見てみると5フランを入れる仕掛けになってて「好きな時間にハイジ時計を見たい時は5フラン入れると動きます」との記述が。しかも、セコいのが、ハイジ時計、「毎時00分ちょっきり」じゃなくて「毎時5分過ぎ」に動くってのがミソなんだよね。つまり、ちゃんと誰だって00分ちょっきりで1~2分経って動かなかったら、せっかく来たんだからっつって5フラン入れちゃうじゃないスか。それをねらって5分過ぎに動く仕掛けになってるってのが、まぁ商魂たくましいっつうか、これでそんなに稼げんのか、っつうか。
まぁ、オベリ君と「10分ぐらいまで待ってみよっか」と言うことで待ってたら、5分になってからド派手なファンファーレぐぁ!したっけ(北海道弁)おじいさんの声で「ヤー、ハイディ~。ケネン ジー なんたらかんたら」っつって流れてきたべさ!以下、オベリ君の通訳でどうぞ!
おんじ:「ハイジ、外の様子をちょっと見てきてくれないかい」
ハイジ:「は~い!見てくるわね!」
そして、鳩時計みたいな巨大な窓がゴゴゴゴゴと開き、中から巨大なハイジの人形出現!さらには女性の声で「ハ~~イディ~~ ハ~~イディ~~♪(何か、こう書くと『2001年宇宙の旅』のHALみたいやな)」とテーマソングが流れ出した!それは決して「おっしえってえ~ おぢい いっ さんんん~~♪」というカルピス名作劇場のそれではない!
ハイジ:「あら、たくさんの人がいるわねえ。ユキちゃん、出てきてご挨拶しなさい」
巨大なハイジの機械仕掛けの手がぎごちなく動き、その手に握られた鐘がガランガランと鳴り響くと、これまた巨大かつ不気味なヤギの人形が出現!
ユキちゃん:「めへへええぇぇ~」
さらに、奥からペーターも出現!ってか、何か、ガラ悪そ~だぞ、このペーター!この間、ユキちゃんの安っぽいFRPづくりの胴体が、さらにぎごちなく動く!
ハイジ:「さぁ、ユキちゃん、そろそろ中に入りなさい」
これでペーターとユキちゃん、退場!一言もしゃべらなかったペーター、おまえ、何しに出てきたのよ!それよか、クララを出した方が萌え~なんじゃないのか?(違)
ハイジ:「どうぞ、皆さんも遠慮しないで中に入ってね!」
ここでハイジは、例の「ハ~~イディ~~ ハ~~イディ~~♪」のテーマソングと共に退場!この間、テーマソング、さすがにスイスらしく「ヨロレイヒヨロレイヒ~♪」っつって、ヨーデルのコーラスになってるし。
ってか、このハイジ時計、商業施設の入口の所にあるのだが「中に入ってね!」って、つまり買い物していけってことか!?あどけないキャラを装って、そんなにあざといことやっちまうほどスレちまったのか、ハイジ!?しかも素直なボクチンは、中に入って、何か土産でも買おうかと思ったけど、ぜんっぜん、ふつ~の地元用の品揃えしかないじゃんよ!
スイスと言えば時計などの精巧機器が強いというイメージがあるけど、その技術がこんなところで無駄に高精度で発揮されてるってのは、どうよ?と言う疑惑を残しつつ、ハイジ時計はハイジ村よりも強烈な印象をボクチンの胸に残したのでありまちた。